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出雲大社(いづもおおやしろ)

出雲大社は島根県出雲市に位置する、日本神話にも登場する由緒ある神社。御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、縁結びの神様として有名。国譲り神話と深く関わり、古くから国家の守護や人々の幸福を祈願する場とされてきた。本殿は日本最古の神社建築様式「大社造」で国宝に指定されている。

出雲大社が日本最古とされる理由

  1. 『古事記』や『日本書紀』など日本最古の歴史書に、出雲大社の創建・由来が記録されているため。これらの文献には、大国主大神が国譲りに際し、天照大神への献上の条件として壮大な宮殿(出雲大社)の造営が記されており、神話時代にまで起源がさかのぼることが明記されている。
  2. 出雲大社の境内からは、4世紀後半の土器や勾玉など祭祀に使用された遺物が発掘されており、古代より神への祭祀が行われていた証拠が存在している。
  3. 出雲大社の創建は、単なる地域の信仰にとどまらず、古代国家事業として記録されていることから、全国の神社の中でも特に古い由緒を持つと評価されている。

『古事記』と出雲大社の関係性

『古事記』と出雲大社の関係性が持つ歴史的意義は、神話を通じて出雲大社が日本の歴史や国家形成において特異な地位を与えられたことにある。『古事記』では、出雲大社の御祭神である大国主大神が「国譲り」によって日本列島の支配権を天皇家に譲る場面が描かれ、その見返りとして壮大な宮(出雲大社)が建立されたと記されている。

これは単なる神話ではなく、当時の権力構造や国家統合の正当性を裏付けるモニュメント(象徴)として出雲大社を位置づける役割を果たした。つまり、『古事記』という日本最古の歴史書に出雲大社の創建とその意義を明記することによって、出雲大社は神話のみならず“歴史的事実”としても認識されるようになり、神社や地域の権威付けが行われたといえる。

なぜ出雲大社は縁結びの神として有名なのか

  1. 御祭神である大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)が神話で多くの女神と結ばれ、非常に多くの子供をもうけた「恋多き神」「子沢山な神」として伝わっていることが大きな要因。こうした神話上の逸話から「男女の良縁」のご利益があると信じられるようになった
  2. 大国主大神は単なる男女の縁だけでなく、人と人、仕事、人生のさまざまな「ご縁」全般をつかさどる神と考えられ、人間関係や仕事運など幅広い意味での縁結びが信仰されている。
  3. 全国の八百万の神々が旧暦10月に出雲に集まり、人々の「縁」を話し合うという伝承も縁結び信仰を強める要因となっている。
  4. 近世には「出雲は仲人の神」という言葉や、江戸時代の文学・伝統芸能に縁結びの神として出雲が登場したことが、全国的な信仰拡大のきっかけになった。

出雲大社のウサギ像

出雲大社のウサギ像は、『古事記』に記されている日本神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」に登場する兎をモチーフにしている。この神話では、大国主大神(出雲大社の御祭神)が、傷つき苦しむ白兎を優しさと知恵で救い、その兎が恩返しとして「八上姫との縁を予言した」ことから、縁結びの象徴にもなっている。

ウサギと大国主大神の場面

  • ワニ(サメ)をだまして海を渡ろうとした白兎が、怒ったワニに皮を剥がれて苦しんでいる。
  • 大国主大神の兄神たちはウサギに嘘の治療法(海水に浸かって風にあたれ)を教え、余計に傷を悪化させる。
  • 遅れて現れた大国主大神がウサギを哀れみ、「真水で体を洗い、川原の蒲(がま)の花の穂の上に寝転ぶように」と正しい治療法を教えて救う。

出雲大社の境内には、この物語を表現した大国主大神と兎の像「ご慈愛の御神像」をはじめ、あちこちに多数のウサギ像が設置されている。これらは、神話に基づく大国主大神の慈悲深さや、縁結びのご利益を象徴している。

歴史

神代の昔に大国主大神が国土を開拓し、国譲りの際に天照大御神へ国を奉じた功績を称えて創建されたと、『古事記』『日本書紀』に記されている。古くは杵築大社と呼ばれ、平安時代には「日本国中第一の霊神」と称された。中世には大地を治める象徴として尊敬を集め、江戸時代には本殿の遷宮が重ねられた。明治以降は出雲大社と称され、国宝の本殿や縁結びの神としても全国から信仰を集め続けている。

年表

西暦出来事
神代(伝承)大国主大神が国造りと国譲りを行い、出雲大社の創建由来となる神話発生
733年『出雲国風土記』に杵築大社(きづきたいしゃ)として記載
斉明天皇の時代(7世紀)社伝による第2回目の造営(第1回造営は垂仁天皇時代と伝承)
1115年寄木の御造営(中世の大規模な造営)
1667年寛文の御造営(本殿などの大規模修造・神仏分離を先行して実施)
1744年延享の御造営(現本殿の建築)
1871年(明治4年)「杵築大社」から「出雲大社」へ改称
2013年(平成25年)平成の大遷宮(平成時代の本殿大修造)
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